地学教材置き場

高校地学と大学の地球科学について個人的にまとめているブログです。自分の備忘録でもあります。

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【地学】ブーゲー補正・フリーエア補正・地形補正とは|高校地学

1.重力異常とは 標準重力とは、「地球楕円体のある緯度で計算した重力の理論値」のことをいいます。この標準重力は理論値であるので、実際の測定値とは異なります。この標準重力と実測値の差を「重力異常」といいます。 重力の実測値を地形や高度の影響を…

【地学】万有引力・遠心力・重力とは|高校地学

1.万有引力とは 地球のような質量のある物体は、互いにひきつけ合う力を持っています。この力を万有引力といいます。 万有引力は、2つの物体の質量の積に比例し、距離の2乗に反比例します。 F:万有引力(N) G:万有引力定数 M:地球の質量(㎏) m:物…

【地学】偏平率とは|高校地学

1.地球楕円体とは 地球は完全な球体ではなく、赤道方向に膨らんだ楕円体になっています。さらに地球は自転していることから、地球のような回転体を「回転楕円体」といいます。 地球のジオイドの形に近似させた回転楕円体を「地球楕円体」といいます。地球…

【地学】ジオイドとは |高校地学

1.平均海水面とは ジオイドを理解するにはまず「平均海水面」を理解しなければいけません。 平均海水面とは、「長期間にわたり平均化したときの海水面の高さ」のことです。 海水面の高さは、潮汐・波・風など様々な影響を受けて変化しています。それらを長い…

地学のための力学|力のモーメントと角運動量の関係

1.力のモーメントと角運動量とは 力のモーメントとは、「物体を回転させる力の大きさ」のことです。図1の点Pに働く力のモーメントを求めていく。 図1 力のモーメントは力×距離で表せるので、点Pに働く力のモーメントは、 と表せる。また、外積で表すと、…

地学のための力学|楕円と双曲線

図1のような楕円を考えます。 FとF‘は焦点で、FとF‘の中間に原点を取ります。原点とF,F‘までの距離をcとします。 楕円上のある点をP(x,y)とした時、FからPまでの距離をr、F‘からPまでの距離をr‘とします。 図1 直交座標での楕円の公式の証明 rとr`は、…

地学のための化学|酸と塩基(化学基礎)

1.酸・塩基とは 酸とは、「水溶液中で水素イオン(H⁺)を生じる物質」です。 塩基とは、「水溶液中で水酸化物イオン(OH⁻)を生じる物質」です。 これを「アレニウスの定義」といいます。 ほかには、 酸とは、「反応する相手にH⁺を与える物質」です。 塩基…

【地学基礎】〈宇宙⑤〉太陽系の誕生

1.太陽系のはじまり 前回宇宙は約138億年前にビックバンではじまることを学習しました。 太陽系のはじまりは、今から約46億年前にさかのぼります。 約46億年前、天の川銀河内の星間雲が自己重力で収縮をはじめました。星間雲とは、ガスや塵の密度が特に高い…

【地学基礎】〈宇宙④〉宇宙の誕生と進化

1.ビッグバン 約138億年前、宇宙は物質・空間・時間も何も無い「無」の状態から急激に密度温度が上昇して誕生しました。このように宇宙が誕生したという理論を「ビッグバン理論」といいます。 ビッグバンがどのようにして起こったかなど、解明されていないこ…

【地学基礎】〈宇宙③〉銀河系の構造

1.銀河とは 銀河とは、「数千億個以上の恒星や星間物質、ダークマターなどが重力によって拘束されている天体」のことをいいます。ダークマターとは、宇宙のエネルギーの約27%を占めている正体不明の物質のことですを 宇宙には様々な種類の銀河が存在していま…

【地学基礎】〈宇宙②〉太陽の構造と核融合反応

【地学基礎】〈宇宙の構成②〉太陽の構造と核融合反応

【地学基礎】〈地質⑦〉地質年代

【地学基礎】〈地質⑦〉地質年代

【地学基礎】〈地質⑥〉化石の種類

1.化石の種類 化石とは、「過去の生物の遺骸や生活の痕跡が地層中に残されたもの」です。軟体部(肉や臓器)は残されずらく、硬組織(骨や殻)が残されやすくなっています。 骨や殻などや体の一部が残った化石を「体化石」、巣穴や足跡や糞など生活の痕跡…

【地学基礎】〈地質⑤〉地層の層序(整合と不整合,基底礫岩)

【地学基礎】〈地質⑤〉地層の層序(整合と不整合,基底礫岩)

【地学基礎】〈地質④〉砕屑物,堆積岩,続成作用

1.砕屑物の種類 砕屑物とは、「地層をつくる堆積物の粒子」のことです。砕屑物は、大きさによって分類されます。 直径2㎜以上を「礫」 直径2~1/16㎜を「砂」 直径1/16㎜以下を「泥」 泥は更に、直径1/16~1/256㎜を「シルト」、直径1/256㎜未満を「粘土」と…

【地学基礎】〈地質③〉混濁流・タービダイトについて

乱泥流やタービダイトまでの陸上については、前回の記事でまとめています。 scienceearth.hatenablog.com 1.乱泥流とは 河川で海まで運ばれてきた砕屑物は、「大陸棚」と呼ばれる約1.8万年前の陸地に堆積します。 海底では大陸棚の先端から続く「大陸斜面…

【地学基礎】〈地質②〉侵食・運搬・堆積

1.流水のはたらき 流水には、「侵食作用」「運搬作用」「堆積作用」があります。 これらの3作用は、流水と粒径によってどの作用が起こるかが変わっていきます。その関係を表した図を「ユールストローム・ダイアグラム」といいます。 ユールストローム・ダイ…

【地学基礎】〈地質①〉風化とは(物理的風化・化学的風化・生物学的風化)

1.風化とは 風化とは、「地表にある岩石が、水や温度の変化によって細かく砕ける現象」のことです。 朝と夜の気温差や、降雨による水など様々な原因によって岩石は風化しています。 風化は大きく分けて、「物理的風化」「化学的風化」「生物学的風化」にわ…

【地学基礎】〈固体地球⑭〉変成作用と変成岩

1.変成作用 変成作用とは、「高温・高圧下にいることで、鉱物の化学組成や結晶構造が変化すること」です。 再結晶とは、鉱物が固体のまま別の鉱物になることです。 変成作用は、温度圧力の条件によって、「広域変成作用」「接触変成作用」があります。 変成…

【地学基礎】〈固体地球⑬〉火成岩(火山岩・深成岩)と自形・他形

【地学基礎】〈固体地球⑬〉火成岩(火山岩・深成岩)と自形・他形

【地学基礎】〈固体地球⑫〉造岩鉱物について

【地学基礎】〈固体地球⑫〉造岩鉱物について

【地学基礎】〈固体地球⑪〉火山噴出物

1.火山噴出物とは 火山噴出物には、「火山砕屑物」「溶岩」「火山ガス」があります。 1.1火山砕屑物 火山砕屑物とは、溶岩や火口周辺の岩石が、噴火の際に破壊され飛び散ったものです。 さらに粒径で、「火山岩塊(64mm以上)」「火山礫(2~64mm)」「火…