1.連星とは
連星とは、「2つ以上の恒星が共通重心を回っている天体」のことをいいます。
太陽は1つの恒星ですが、他の多くの恒星は2つ以上の恒星が互いに共通重心を公転しています。
連星の中で、明るい恒星を「主星」といい、暗い恒星を「伴星」といいます。

連星と共通重心
主星の質量をm₁、伴星の質量をm₂、主星の共通重心からの距離をr₁、伴星の共通重心からの距離をr₂とすると、
m₁r₁=m₂r₂
とあらわすことができます。
ドップラー効果とは、「恒星(光を放射する物体)が近づいたり遠ざかったりすることで、観測者には光の波長が変化して観測される現象」のことをいいます。
・天体が近づいてくる時
天体が近づいてくる時、観測者が観測する波長は長い方へずれます。これを「青方偏移」といいます。
・天体が遠ざかっていく時
天体が遠ざかっていく、観測者が観測する波長は短い方へずれます。これを「赤方偏移」といいます。

ドップラー効果、青方偏移・赤方偏移
食連星とは、「観測者の視線方向と連星の公転面が平行な連星」のことをいいます。
地球からみて主星と伴星が互いを隠すときに、明るさが変化します。日食と同じような原理です。

食連星と明るさの時間変化
4.分光連星
分光連星とは、「スペクトル観測によって連星とわかる連星」のことをいいます。
分光連星は、ドップラー効果によって波長がどのようにずれているのかを観測して連星の周期などを判断できます。
脈動変光星とは、「恒星が膨張と収縮を繰り返すことで、明るさが周期的に変化する星」のことをいいます。
脈動変光星において、変光周期と絶対等級の関係のことを「周期光度関係」といいます。
脈動変光星には、「ケフェウス座α型変光星」「おとめ座W型変光星」「こと座RR型変光星」あり、周期光度関係がわかっています。
周期光度関係から絶対等級を求め、変光星までの距離を特定することができます。