乱泥流やタービダイトまでの陸上については、前回の記事でまとめています。
1.乱泥流とは
河川で海まで運ばれてきた砕屑物は、「大陸棚」と呼ばれる約1.8万年前の陸地に堆積します。
海底では大陸棚の先端から続く「大陸斜面」という急斜面が続いています。
地震などによって大陸棚の先端の土砂が崩落する「海底地すべり」や「海底土石流」が発生します。この流れ落ちる土砂を「混濁流(乱泥流)」といいます。
乱泥流は砕屑物と水が混合しており、密度が高くなっています。
混濁流がくり返し起こることで土砂が供給され、「海底扇状地」が形成されます。
2.タービダイトとは
タービダイトとは、「混濁流によって堆積した地層」のことをいいます。タービダイトには「級化層理」が発達するという特徴があります。
※級化層理:1枚の地層内で、粒径の大きいものが下部にあり、小さいものが上部にあること。